「くだらない話」の下書き+α
こんばんは。gawaです。
皆さんは2023年最後の週をいかがお過ごしでしょうか。
自分は例年にないほどゆっくりしていて、これで大丈夫かと何故かソワソワしています。*1
というのも、去年の今頃にはAVCC*2に出す記事をどうしようかと悩んでいました。
せっかくなので、読んでない方はこの入口からどうぞ。
去年これを公開した時に、1ヶ月後か1年後に本当の下書きを公開しようかな〜と半分冗談で言ってたのですが、いつの間にか1年経ってしまいましたので公開します。
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AVCC2022
コンセプト
・ゴミ箱(下書き)×虫(客観的な自分、文字を食べる)
・要件(自分を知らない人に読んでもらえる、自己紹介をする、先が気になる)
・出てくる文章が世に出せなかった理由があるものだけ
・なるべくコンパクトに、怖くなく
・短く分けて展開を作る
ゴミ箱に巣食う毛虫(そんなキモくない)
ニョッキみたいな
紙魚、しみ
(((( ∵>
(((( ∵)
(((( ∵)「こんなところに誰だい?
ここは僕の縄張りなんだけどな」
「ここはどこかって?
ここは"とある奴"の⋯言わばゴミ箱さ。」
「"奴"がいらないと思った文章がここに降ってくるんだ。メモ帳、twitterの下書き、どこからともなく降ってくるから、食うには困らない」
書いたけど誰にも見せなかった言葉が降ってくる
価値がない文?
「例えばこんなんさ」
自己紹介
「これは奴の自己紹介だな。真面目に書きすぎて面白くないから提出しなかったんだろうな」
やったことがあること
「それぞれ少ししかやってないのに自慢みたいに見えるから人に見せなかった」
こんなふうに
「もし続きを見るなら着いてきてくれ」
(スクロールさせる)→最後まで見させる
2回まで?
自己紹介
→パーソナルなこと
→源泉
謎解き、怒り、映像、楽しさ
今この瞬間にでも人を傷つけていないか
最後
他人に読んでもらえたお陰でgawaの要らない文が必要な文になる→文字が消える?
「ケっっ⋯!」
「いらない文が降ってくるんじゃないのかよ」
なんか笑えるヤツ
櫻井さんのマネ
AVCCのタイトル
謎解きの『時代』
LINE bot 毎回検索するのにね(ボツ)
アイデアを溜め込む癖
入り口が口(ボタン)
ツッコミを入れる
体に悪い文字
☒
だんだん背景が黒くなる
腹黒
文字がバラバラになる
したがって
下らない
片腹痛い
腹の中、言葉を飲み込む
虫の息、腹の虫が収まらない
怒りの話
動画をネットにupした時に「センスないよ」とコメントがついた。
色々勉強して動画を作って、お仕事を貰えるくらいになった
謎解きのストーリー文を作ったとき、「話を作るのあまり上手くない」と言われた。
脚本の本を読んだり、物語メインのコンテンツを作ってみたりした。
人のために何かをすることを辞めた。
その人を助けたいと自分が思うから助ける。そういうことにした。
謎解きの物語が面白くない
話の飲み込みやすさと目新しさのトレードオフ
一番最初に成功条件を明確にしているため?
言いたいことは表現で伝えろ
→飲み込んだ言葉はゴミにされる
ダメ出しだけして何も作らない人間にはなりたくない
→作り続けている方が特殊だ。いつかはお前も普通になる
虫が何者になるのか、
自己満足でコンテンツを作っている。だから誰に見られなくてもいい。
→違う。1人でいいから見てほしい。証拠に戻ったら文字が消えている。(or 1番最後に見るようにする?)
確かなことは君がこれを見ていることだ
はてなブログのアカウントとキーワードを書いておいてログインさせる。下書きを見ると続きがある。/続きを書いてもらう(ボツ)
途中に出口がある
一番最後
「ありがとう」的な感謝の言葉からネガティブな文字をとってタイトルになる
文字が消える
ユーザが見ることによって要らない言葉が必要な言葉になる
→紙魚も必要である
結構見たしここまでにしておくか。
この先は見ない方がいいだろう
じゃあな
・・
小さなアイデアの効果と展開を考えてストーリーに集約する
消しゴムの消しカスを集めて大きなネリケシにするように(∵ )))ナニコレ?
客観性とは絶対的なものではなく、結局のところ自分から生まれるもう1つの主観なのではないか
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はい、いや恥ずかしいですね笑
夜中にスマホで思いついたものを打っているんですが、その時は空想に入り込んでいることもあり、今見るとむずがゆさが……
ただ、必死にアイデアや展開を考えている感じが伝われば幸いです。
それではまたどこかで~
で、終わってもいいんですが。
折角なので、この「くだらない話」を書く時に考えていたことを備忘録も兼ねて書いてみようかなと思います。
後書きみたいなものが苦手な方はここでさようならですね。良いお年を〜
この「くだらない話」をざっくりまとめると、「客観的に文章を批評する虫と一緒に、gawaが発言せず飲み込んだ文章を見て回るツアー」でした。文字で表すとなんだこれ。
読者と虫が居る場所、gawaが必要でないと判断した文が流れ込んでくる場所とはなんとgawaの腹の中。
最後脱出するためには、虫の言う通り下らないで入ってきた入り口(ブログの先頭)に戻る必要があり、戻る途中に「必要のない文」は読者に読まれたことにより消滅するのでした。
あらすじ終わり。
さて、自分は結構文章を没にしがちです。
TwitterX*3にも下書きが沢山ありますし、この備忘録も1個目を全没にした後です。*4
そんな自分なので、AVCC2022の時も困りに困りました。
去年の12月は色々と立て込んでおり*5、なんでAVCCやるって言っちゃったかな~と後悔しつつ、でもせっかくAnotherVisionに所属しているんだし出したいよな〜と記事のアイデアを出してました。
あれを書こうこれを書こう、とやりたいことは色々と出るのですが、書いてみると面白くないな~となったり、もしくは途中で投げ出してしまって進まないことこの上ない。
最初はさくっと読める記事を書こうかなと思っていたのですが、せっかくだし面白い記事を書きたい!と謎の気合が入ってしまい、案を出してはうーんちょっと弱いなぁを繰り返していました。
そんなある日、何か参考になる記事がないかと色々記事を読んでいると、タンブルウィードのナゾクラブで公開されていた「内容がコロコロ変わる新入社員の自己紹介ブログ」という記事を見つけました。
この記事、そもそも文章が面白いんですが、その上で内容が次々と変わっていくんですよね。
これを読み終えた瞬間こう思いました。
よし、パクろう!!!
やめてください。石を投げないでください。
もっと正確に言うと、一つの記事の中で色々なジャンルの文を出すという構成を参考に、考えて没になった下書きを出しつつそれについてコメントする記事にすれば、今まで考えていたことがそれほど無駄にならず、形式として目新しいし面白いかなと思った訳です。
あとインスパイアされたものというと、やはり機能美pさんの動画でしょうか。
映像制作をするようになってから、様々な動画を参考にするようになったのですが、自分は機能美pさんの動画がとても好きです。
2022年の9月にFRENZという映像上映イベントで、機能美さんの新作*6を見ることができて(あとご本人に感想を伝えられて)、創作意欲がめちゃくちゃ湧いたのを覚えています。
今回は自分の中のハードル、自分の案にNoを突きつけるもう一人の自分がテーマということで、機能美pさんの以下の作品を思い出しつつ、言葉遊び多めに作っています。
そして1週間ぐらいで色々案を出した結果、先ほどの下書きにあったようなコンセプトで書こうとなりました。
コンセプト
・ゴミ箱(下書き)×虫(客観的な自分、文字を食べる)
・要件(自分を知らない人に読んでもらえる、自己紹介をする、先が気になる)
・出てくる文章が世に出せなかった理由があるものだけ
・なるべくコンパクトに、怖くなく
・短く分けて展開を作る
このコンセプトで、やりたかったこととしては何個かあって、それをぐるぐる混ぜて、えいやっとしたものが「くだらない話」になっています。
やりたかったことというのは以下のようなものです。
1.自分の中に眠っている、話したことのない話題をする
せっかくAVCCに参加しているんだから、せっかくなのであまり話したことのない話をしようと思いました。
そこで、全体としては自分の案にダメ出しをするもう一人の自分という客観性の話をしつつ、読み進めるに従って、自分の創作における原点みたいなものが分かるような構成にできると良いと思いました。
2.自分の話を他人目線でする
「読んでいる人の8割は自分に興味がない」と思っているので、今回のような自分語りの記事は他人目線で書いた方が、読んでいる側が読みやすいと思いました。
自分の話を面白おかしく文章で書ける人はほんと凄いと思います。
3.文章を細かく区切って読みやすく
謎解き公演でもそうですが、自分を含む多くの人は、長文が連なっていると内容云々の前に読む気がなくなってしまうと思います。
ということで、下書きの文章→(((( ∵) の講評、の繰り返しで文章に切れ目を作って読みやすくしていました。
4.メディアの特性を活かす
ほとんどの人がスマホで下にスクロールして文章を読むというブログの形式を活かして、読んでいる最中に下の方向へ進んでいる感じを出すことができないかと考えていました。
結果、腹の中という設定も相まって、どんどんと背景を暗くする手法をとっています。
進んでいる感じと飲み込まれている感じが出せていたらいいなあ。
最終的には上にスクロールすると言う通常と逆の動作をしてもらいその反応を示すことで、謎解きっぽいインタラクティブ性を出しています。
5.技術で驚きを出す
自分は文章がそれほど上手くないので、何か別のところで面白さを出せないかを考えていました。
そんな時、はてなブログはHTMLで記事を書くことができることがわかりました。
なら、最後に読者に読まれ、ここにある必要がなくなった文章が消えていくのはいい演出だなと感じ実装することにしました。
実装としては、最後の文章が画面上に表示されたあと、上にスクロールした時に引用文の文字色を透明にしています。
この辺りのことを考えてから、3日間でドドドドって実装しました。
セリフもこの時に生み出しています。
実装にあたっては、最後の引用文が消える部分は、「記事をスクロールしたら、次の要素がフワッとフェードインする」というよくある実装の逆をやっていました。
参考となる記事が色々あったのでコード自体はそこそこ簡単に書けましたが、はてなブログでhtml + javascriptを書くためには、編集モードを「見たまま」にしてはいけないらしく、引用符とhtmlを簡単に書ける「はてな記法」に辿り着くまで色々苦戦していました。
さて、ということで、制作後記もこれくらいにしたいと思います。
評判としては「色々うってなった」「どきどきした」「!!」「おもしろ」「変態」など色々といただけました。
もう少し明るい要素を出そうと思っていたのですが、切羽詰まっていた当時の状態がそのまま出ちゃって反省です。
ただ、この記事きっかけで機能美pさんの動画を布教できたり、今年のAVCC2023で参考にしてくれた人がいたり*7と、それなりに意義があり良かったかなと思います。
まだまだ自分の中にダメ出しをする奴がいて、何かを出すのにハードルが高くなってしまっていますが、少しずつ仲良くなって軽率に色々作っていければいいなと思う次第です。
ここまで読んでくれた方は本当にありがとうございます。
それではいいお年を。
*1:仕事はしています
*2:AnotherVisionという団体に所属する人々が12月に毎日記事を出す企画。間に合ったり間に合わなかったりする
*3:未だに慣れない。Xを取り消し線で取り消すとアスタリスク*みたいになって面白いX
*4:時系列に沿って書いたら報告書みたいになってしまった。ここは会社ではない
*5:当時大学院2年生の自分は、もちろん修論の佳境の時期でした。
それに加えて、学会用の論文や実験、デモの作成撮影や謎解きのシステムを作る必要があり、キャパはとっくにオーバーしておりました。
*6:
全員見てほしい。
ちゃんと前編と後編のどちらも見てね。
*7:
ij君の記事
語るとネタバレしちゃいそうなので何も言いませんが、めっちゃおすすめです。